「それは結局、『人づくりの道』だった」。19世紀日本の近代化を成し遂げ、ついには東アジア全体を揺るがすことになった明治維新について、本書はこのように圧縮した。日本の近代化の明暗を分析した本書の著者は、朝鮮王朝時代の韓日関係史を専攻した江原大学名誉教授。20年以上にわたり大学生・教授・市民と共に「明治維新の道」を踏査してきた。