四十年近く前、娘が生まれたとき、若いころからお付き合いしてきた俳人の黒田杏子(ももこ)さんに名前をつけてもらった。長らく日経俳壇の選者だった人である。三年前に生まれた息子は私の俳句の先生につけてもらった。なぜ子どもの名前を自分でつけないのか。わが子といっても「授かりもの」の感じがしきりにしたからでもあるが、自分たちで名前をつけて一家だけで完結してしまうのがどうもつまらない。そこで人生の先達にお ...
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