米は日本人にとって、ほかの食べ物と違う特別なものだ。その背景を「日本史は、いわば米と治水の歴史」と表現するのが、京都府立大京都和食文化研究センターの佐藤洋一郎客員教授(農学)だ。日本人と米のつながりをひもといてもらった。
「幕府」は江戸後期、「武家政権」を表す用語として登場したが明治初期の歴史家、田口卯吉が「鎌倉政府」と記すなど定着しなかった。そして「幕府」は、武家政権を否定する王政復古で誕生し、アカデミズムでも脱亜入欧を目指す明治国家のもとで再定義されていく。天皇と武家との歴史的な因縁に彩られた「幕府」を、中世武士論の専門家が検証する。(講談社選書メチエ・1870円) ...
北海道出身の評論家で 日本総合研究所 会長の 寺島実郎 さん(78)が28日、 札幌市北区 の北大学術交流会館で講演会を開いた。 札幌市 教委主催。「世界史の中の北海道」をテーマに、北海道が取るべき針路について語った。
『少年日本史』という本がある。1970年11月時事通信社から刊行された。その後、皇學館大学出版部から同名で、また1979年には講談社学術文庫の一冊として『物語日本史』と改題の上で刊行されたこの本の著者は平泉澄である。1895年2月生まれの平泉は、1970年11月当時ですでに75歳、「児孫への最後の贈物、つまり遺書」のつもりで書いたとは本人の弁である(講談社学術文庫版、上巻「序」、5頁)。平泉が没し ...
NHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」で主人公のセツの夫のモデル、ラフカディオ・ハーンは、なぜ「小泉八雲」として日本史に名を残すに至ったのか――。有職故実家・歴史家の髙山宗東さんは「『小泉八雲』という名こそ、悩み多きパトリック・ラフカディオ・ハーンが辿 ...
高市早苗 内閣が発足し、憲政史上初の女性の首相が誕生しました。私たちは「初の女性首相」をどう捉えるべきなのでしょう。 政党内閣 制の研究で定評が高く、2010年代から市川房枝にも注目してきた政治学者の村井良太さんに、日本の歴史における「今」と「これから」について聞きました。
当時の日本は西洋とほぼ断絶状態にあり、アメリカ人の多くは日本についてほとんど知らず、「遅れていて野蛮」な国と見なしていた。スポーツ観の違いも相まって、相撲はむしろ「奇妙で未開な文化」として映ったのだ。 1868年の明治維新後、新政府は改革の一環としてアメリカ人を招聘した。その一部がアメリカの国技・野球を日本に持ち込み、急速に浸透していった。
「それは結局、『人づくりの道』だった」。19世紀日本の近代化を成し遂げ、ついには東アジア全体を揺るがすことになった明治維新について、本書はこのように圧縮した。日本の近代化の明暗を分析した本書の著者は、朝鮮王朝時代の韓日関係史を専攻した江原大学名誉教授 ...
保守主義 ...
​【悩んだら歴史に相談せよ!】続々重版で好評を博した『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)の著者で、歴史に精通した経営コンサルタントが、今度は舞台を世界へと広げた。新刊『リーダーは世界史に学べ』(ダイヤモンド社)では、チャーチル、ナポレオン、ガンディー、孔明、ダ・ヴィンチなど、世界史に名を刻む35人の言葉を手がかりに、現代のビジネスリーダーが身につけるべき「決断力」「洞察力」「育成力」「人間 ...
京都や滋賀のモダン建築を描いた2026年カレンダーの制作を機に、イラストレーターのサヌキナオヤさんと、京都モダン建築祭実行委員であり建築史家の倉方俊輔さんによる対談が京都 ...
​【悩んだら歴史に相談せよ!】続々重版で好評を博した『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)の著者で、歴史に精通した経営コンサルタントが、今度は舞台を世界へと広げた。新刊『リーダーは世界史に学べ』(ダイヤモンド社)では、チャーチル、ナポレオン、ガ ...