中国は日本時間2025年11月1日に「長征2号F」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた宇宙船「神舟21号」は予定されていた軌道へ無事投入され、CSS=中国宇宙ステーション「天宮」へのドッキングにも成功したことを、CMSA=中国載人航天工程弁公室や中国メディアが伝えています ...
グローバル化とデジタル化が進む中、変化の激しい時代に対応するため、歴史や哲学を含むリベラルアーツ(教養)の重要性が再認識されている。本連載では、『世界のエリートが学んでいる教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた ...
今回紹介する画像は、やまねこ座の方向、およそ7億6000万光年先にある相互作用銀河「Arp 195」です。相互作用銀河とは、互いに重力が作用し合い、潮汐力によって長い尾や奇抜な形を見せる複数の銀河のこと。Arp ...
「アノマリー」とは、物理学の実験で、理論や法則による予想とは異なった結果が出ることを言う。つまり宇宙が「あなたがた人間は知識がまだ足りないよ」と、ほんの少しだけ真実を見せてくれる瞬間のことである。その時、人類の科学は劇的に進展する。本書はこの「アノマ ...
■出演 ▼野村泰紀(理論物理学者、カリフォルニア大学バークレー校教授) ...
宇宙のどこかで、見えない“影”が光を歪めている——。天文学者たちは、地球から約100億光年離れた銀河の光の輪(アインシュタインリング)の中に、史上最小の「暗い物体(ダークオブジェクト)」を発見しました。これは、私たちの宇宙に満ちる“見えない物質=ダー ...
太陽系を通過中の恒星間天体「3I/ATLAS」の尾が、これまでとは逆向きに変化していることが、新たな観測で明らかになりました。カナリア諸島にあるノルディック光学望遠鏡の最新観測によると、これまで太陽側に伸びていた“反尾”が、9月以降、 太陽と反対方向 ...
多くの研究がこれまで両方の説を支持する結果を示してきたものの、「暗黒物質説」には問題点があった。銀河バルジの形状と一致するように見えたのだ。バルジとは、天の川銀河の中心にある密集した膨らんだ形の領域で、パルサーを含む古い星が大部分を占めている。この観 ...
初期宇宙で主に発見される未確認天体「小さな赤い点(little red dots, LRD)」を巡る天文学者たちの研究競争が激化している。現時点では、理論上提案された天体である「ブラックホール星(blackhole star)」である可能性が最も高い ...
ほぼすべての銀河の中心には、超巨大ブラックホール(超大質量ブラックホール)が存在すると考えられています。その質量は太陽質量の100万倍から数百億倍にもなるそう。今回の新発見は、その観測結果を完全に否定するものではありませんが、これまで考えられていたほ ...
宇宙創生期のビッグバンでは、物質と反物質は同数誕生し、そのまま対消滅すれば宇宙には何も残らないはずだった。しかし、現在は圧倒的に物質が優勢な宇宙となっている。この謎は、「ニュートリノ(ν)振動」に隠されていると考えられている。νには電子(νe)、ミュー(νμ)、タウ(ντ)の3種類あるが、ν振動とは、例えば飛行中にνeからνμへと種類を変える現象だ。またこの発見により、標準理論では質量がゼロとされ ...