トランプ米大統領による「関税戦争」が世界を揺るがしている。覇権を握る大国が、一方的に関税率を決めてしまうのだからたまったものではない。貿易自由化を指向してきた世界は、逆回転を余儀なくされている。国家主権そのものである関税。その歴史をひもときながら、今 ...
人間がAIに仕事を奪われる、AI女優がタレント事務所と契約するか、といったニュースに驚くことが増えた。『時代予報:軽量文明の誕生』の著者は、世の中の動きを予見した著作が幾度もベストセラーになった。今回は「AIが世界を変える」という話だ。
米は日本人にとって、ほかの食べ物と違う特別なものだ。その背景を「日本史は、いわば米と治水の歴史」と表現するのが、京都府立大京都和食文化研究センターの佐藤洋一郎客員教授(農学)だ。日本人と米のつながりをひもといてもらった。
日本食人気が根強い中国で、日本の「コシヒカリ」のようなブランド米が続々と登場している。日本米と比べてもひけを取らないという声もあるほどだ。人口14億人の「世界の胃袋」は、日本からの輸出先としても有望視されるが、そこには壁が立ちはだかっ ...
「令和の米騒動」で日本の米作りに関心が高まるなか、輸出に活路を見いだす動きが出ている。ただ、海外でも日本米と同じ短粒種の生産が増えており、日本からの輸出米のライバルになる。世界有数の米生産大国のタイでも、実は、日本米生産の蓄積がある。
――世界情勢に目を向ければ、欧米中心のリベラルな民主主義国家が揺らぎ、ロシアや中国を中心にした各国の連携強化が生まれ、国際秩序は大きく変化しつつあります。価値観の隔たりの大きい国々によるブロック化が進むこの時代において、世界中の政府や企業が集まるWE ...
岩田恵実 2016年に朝日新聞に入社。高松、神戸総局を経て配属された東京社会部では、警視庁を担当し、日々事件や事故のニュースを追う。 国際報道部に異動後、中国・北京に半年間留学。25年春から瀋陽で東北地区や北朝鮮情勢の取材を担当。
国際援助より「自国第一」。そう訴える政治家は、トランプだけでなく世界で増えています。国際政治学者の藤原帰一さんは、援助をめぐって起きている現実は、「米国不在」の国際社会へ世界が転換する姿を映し出しているといいます。私たちはどこへ向かい ...
江口さんが当初から目をつけていたのは、カルティエのビンテージ時計、それもドレスウォッチだ。当時はロレックスなどのスポーツモデルが人気だったが、ドレスウォッチは人気がなく、18金のケースで作られたタンク・ルイ・カルティエという定番の時計のビンテージが30万~50万円で取引されていた。「こんなに普遍的で素晴らしいデザインで、素材も高級なのに、なぜだと思っていた」 ...
戦後、アジア太平洋諸国への“償い”として始まった日本の国際援助。経済発展とともに、対象も規模も拡大し、1989年以降は世界一の援助大国となりました。トランプ政権の誕生に伴い、援助の現場からアメリカが手を引く中、日本に求められる ...
幼少期に母国イランで戦争を経験し、8歳で養母とともに来日した俳優のサヘル・ローズさんは長年、イラクやヨルダンにいるシリア難民の子どもたちを支援し、日本でも児童養護施設の支援を続けている。人はどうして助け合い、外国への援助はなぜ必要なの ...
戦争のニュースだけではない、パレスチナの素敵な一面を日本でも広めたい――。そんな思いから、現地の伝統的な刺繡と着物の帯を組み合わせた「パレスチナ刺繡帯」を手がけてきた山本真希さん。コロナ禍や戦争の中でも、現地で刺繡を担う職人の女性たち ...