文部科学省は29日、全国の小・中・高・特別支援学校で2024年度に認知されたいじめは76万9022件（前年度比5.0%増）だったと発表した。 子どもの心身や財産に深刻な被害が生じるなどした「重大事態」は1405件（同7.6%増）。いずれも過去最多だった。 文科省は、いじめの早期発見・早期対応のため、学校や教職員に積極的な認知を呼びかけている。端末を活用して子どもの心身の異変を察知する取り組みが広がったり、ネットいじめの積極的な認知が進んだりしたことで、認知件数が増えたとみている。

国公私立の小中学校で不登校の小中学生が令和6年度は前年度比2・2％増の35万3970人に上り、12年連続で過去最多となったことが29日、文部科学省の問題行動・不登校調査で分かった。小中高校のいじめの認知件数は、SNSを介したネットいじめなどを背景に、前年度比5％増の76万9022件で、4年連続過去最多となった。

【読売新聞】　文部科学省が公表した２０２４年度の問題行動・不登校調査で、福岡県内のいじめ認知件数は公立小が１万５８０６件（前年度比２７８９件増）、公立中が３５３４件（同２４１件増）で計１万９３４０件に上り、いずれも統計の残る１９８５