2024年に端を発した「令和の米騒動」。2025年までのわずか1年でコメの価格は6割以上暴騰した。政策対応は刻々と打ち出されているものの、先行きはなお不透明――日本人の主食であるコメを「買えるかどうか」を気にしながら節約を強いられる日々が続いている。
令和のコメ騒動がいつ始まったのかという点には諸説あるが、スーパーの棚からコメが消えるという衝撃の事態からは1年以上が経過した。それ以降、コメの価格は約2倍に高騰し、コメに関するニュースを新聞やテレビで見なかった日は、ほぼなかったと ...
5キロ4200円台と高止まりが続く「米」。“令和の米騒動”は今、酒どころ静岡にも影を落とし始めています。 古賀りなアナウンサー 「お米のうま味が効いていておいしいです。しかしこの日本酒の原料となる酒米の価格が高騰し、いま多くの蔵元が ...
米価が前年の2倍に高騰し備蓄米放出――。コメは日本の主食ゆえに異常事態が生活を揺るがしている。その背景と先行きは。
1993年春、初任地の仙台にいた私は 宮城県 北部の南方町(現・ 登米市 )の専業農家に泊まり込み、 田植え を手伝った。受け入れてくれたのは、同い年の阿部善文さん。当時は26歳同士だった。 戦後の食糧難で米の流通は長く厳格な統制下にあったが、ようやく87年、 化学肥料 や農薬を使用しないなど「特別な栽培方法」の米に限って、消費者に直接販売することが認められた。
実りの秋を迎えたものの、いまだ終息の兆しが見えない令和の米騒動。その影響は酒造りにも暗い影を落としている。 【画像】日本酒が苦境…背景には長引く令和の米騒動 イベントが盛況でも蔵元は… 2025年9月14日にJR清水駅前で開かれた”地酒ストリート ...
新潟県の主要産業の一つである米菓業界を「令和の米騒動」による米価高騰が直撃している。価格が高い主食用米への作付転換が相次ぎ、あられやおかきの原料となる「もち米」の供給が細っているからだ。中でも「国産米100%」を看板にする業界大手 ...
2024年の夏頃から、お米が品薄状態に陥り、お米の価格が急騰しました。新米が出回れば価格高騰も落ち着くと言われていたものの、政府による備蓄米放出が小売価格に与えた効果も限定的で、2025年秋現在でも「令和の米騒動」と呼ばれる状態が続いています。
コメの需給見通しを議論する食糧部会(19日、東京都千代田区) 農林水産省は19日、2025年産の主食用米の需給見通しを公表した。インバウンド消費などを含め需要は24年産実績と同じか下回ると見込む。生産は前年実績と比べて最大10%増えると見積もるが ...
コメの自由化以降、値段は安くて当たり前だった。そんな中、京都の老舗米穀店から生まれた「八代目儀兵衛」は、銘柄米ではなく「ブレンド米」に着目。スーパーとの価格競争を避けながら、年商32億円企業に成長した。街の米穀店が次々と姿を消す中で ...
「それはわかっておる。だが、南京米をいくら輸入したってだれも食わんではないか」 「その通りです。我が家は南京米を食べているなんて恥ずかしくて言えませんよ。長屋の共同水道で南京米なんか研いでたら近所のおかみさん連中からどんな噂を立て ...