グローバル化とデジタル化が進む中、変化の激しい時代に対応するため、歴史や哲学を含むリベラルアーツ(教養)の重要性が再認識されている。本連載では、『世界のエリートが学んでいる教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)の著書がある ...
米国の哲学者、アラン・ブルーム(1930~92年)が87年に出版した『アメリカン・マインドの終焉』(みすず書房、菅野盾樹訳)を読み直している。 同書においてシカゴ大学教授だったブルームは、米国の大学におけるリベラルアーツ教育の衰退と相対主義の ...