2025年は、1945年に第2次世界大戦(太平洋戦争)が終わってから節目となる80年……。こんな話を、このコーナーでも取り上げてきました。戦後の動きのなかで、とくに目配りしておきたいのが民主化の軸となる新しい憲法の制定です。
委員会「戦後80年――『戦争をしない』を続けるために」(座長=井上寿一・学習院大教授)の座談会4回目(最終回)のテーマは「覇権国不在と日本」。議論は、日本の外交や、日本国憲法との向き合い方に広がっていく。(全4回の3回です) 第1回・「権威 ...
今回の参議院選挙では、参政党をめぐる話題が尽きない。中でも法律関係者のあいだで強い懸念を呼んでいるのが、同党が2025年5月に作成した憲法改正案とみられる「新日本憲法(構想案)」だ。 この案では、現在憲法が保障してきた多くの国民の権利が ...
太平洋戦争の流れをおさらいしましょう。1941年12月8日(現地時間7日)、日本軍はハワイの真珠湾にとまっていたアメリカ(米)海軍の艦隊をいきなりおそう一方、イギリス(英)領マレー半島に上陸しました。日本、ドイツ、イタリアなどの枢軸国と ...
日本国憲法は1946年11月3日に公布、1947年5月3日に施行された。GHQによる占領下で、どのようにして国の最高法規が作られたのか。GHQとの交渉に当たった白洲次郎について掘り下げた別冊宝島編集部編『知れば知るほど泣ける白洲次郎』(宝島社)より、一部を ...
自民党安倍晋三元首相は、在職中の2017年に「自衛隊明記」の憲法9条改正を提言した。すなわち、憲法9条1項2項を残し、これに加えて、3項として自衛隊の存在を憲法上明記する憲法9条改正案である。 その理由は、自衛隊の存在を憲法上明記 ...
戦後、GHQから提示された草案を元に作られた「日本国憲法」。その成立過程をめぐる議論はいまだ止むことがありませんが、実際に作成の現場に立ち会った白洲次郎の功績については、あまり知られていないのではないでしょうか。 そこで本稿では、草案 ...
臣籍降下の決意を表明した東久邇宮稔彦王。(国立国会図書館蔵) 日本国憲法の成立と新たな皇室典範の制定 日本国憲法の公布は昭和21年(1946)11月3日であり、その半年後の翌年5月3日に施行となった。この日本国憲法公布から施行の時期に ...
7月20日の参議院選挙で14議席を獲得し、大きな躍進を遂げた参政党。「日本人ファースト」を掲げて有権者の心を掴んだ同党ですが、弁護士や憲法学者からは、その憲法草案に懸念の声が上がっています。 もし、この憲法草案が、実際にこの国の憲法となっ ...
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