『少年日本史』という本がある。1970年11月時事通信社から刊行された。その後、皇學館大学出版部から同名で、また1979年には講談社学術文庫の一冊として『物語日本史』と改題の上で刊行されたこの本の著者は平泉澄である。1895年2月生まれの平泉は、1970年11月当時ですでに75歳、「児孫への最後の贈物、つまり遺書」のつもりで書いたとは本人の弁である(講談社学術文庫版、上巻「序」、5頁)。平泉が没し ...
印刷ページの表示はログインが必要です。 「三韓征伐」によって、高句麗・百済・新羅など朝鮮半島諸国は日本に服属するようになった――。現在ではこうした『古事記』『日本書紀』の誇大な記述を肯定する研究者はいないものの、一方で、「朝鮮半島に ...
横綱、親方として、相撲を通じて日本文化や神事に長らく関わってきた貴乃花。自身が体験したことや、本を読んで学んだこと、そして、心に残った“ニッポンの魅力”を、歴史の話も交えながら伝えていく。
歴史上の女性に光をあてた視点が支持された茨城県古河市出身の歴史小説家、永井路子さん(1925~2023)の生誕100年を記念した企画展が、古河文学館で12月23日まで開かれている。「鎌倉もの」と呼ばれる作品群の舞台となった神奈川県鎌倉市と連携する巡回 ...
現在、日本の中でもとくに有名な観光地である、鎌倉。その中でも1・2を争うほどメジャーなスポットに、鎌倉の大仏があります。この大仏は正確には高徳院(こうとくいん)という、浄土宗のお寺のご本尊ですが、一方で同じ境内にはスリランカの元 ...
現在、報道されているニュースの背景では、必ず歴史がつながっています。世の中で何が起きているのかを読み解くには、日本史、世界史だけではなく、地理的要因も絡めた地政学の知識も必要になってきました。さらにビジネスにおいては、経済学や経営 ...
歴史上の人物には同性愛に関する逸話が数多く残されている。中国文学者で明治大学 教授の加藤徹さんは「中国の故事成語にも同性愛にまつわるものがある。昔の東アジアの権力者階層にとって、子孫を作る義務とは無縁な同性愛は当人どうしの自由な純愛だった。異性愛では ...
歴史上には様々なリーダー(指導者)が登場してきました。その なかには、有能なリーダーもいれば、そうではない者もいました。 彼らはなぜ成功あるいは失敗したのか?また、リーダーシップの 秘訣とは何か?そういったことを日本史上の人物を事例に ...
沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自民党の西田昌司・参院議員の発言、「自虐史観からの脱却」を掲げる参政党の躍進。 戦後80年の今年、日本の植民地支配の責任や、戦争加害の歴史を否定する言説が政治の場で次々 ...
越氏は、日本に女性首相が誕生したことにより、「心理的な障壁が下がる」と説明。ジェンダーに基づく固定観念や期待が依然として残る中でも、女性が企業や社会の中でリーダーとして「目立つ」のは当たり前のことだと、子供を含む女性たちが感じる助けになると述べた。
中世と近代に挟まれた時代を扱う『Europa Universalis V』には両作品から数多くの要素が輸入されており、同社タイトルの集大成的な作品に仕上がっています。あまりにも膨大な要素が統合されているため、筆者は当初システムの一貫性が維持できるのかと疑問視していました。ところが、実際にプレイしてみると大きな破綻もなく動作していたので、心の底から驚きました。