日露戦争中の1904年、対馬海峡でロシア軍艦に沈められた日本の輸送船があった。戦地に向かう陸軍兵士ら1千人超とともに沈んだ「常陸(ひたち)丸」だ。この夏、初の潜水調査が行われ、121年ぶりに姿を見せた。この船は今、何を語るのか。 今年10月の東京・靖国神社。参道脇に、高さ数メートルの「常陸丸殉難記念碑」が立っていた。 説明板には、「突如として三隻の敵艦が現われ、猛砲撃を加えてきた。(中略)応戦の術 ...
戦時下では、様々な芸術表現が「戦意高揚」を担いました。なかでも大画面で迫力のある西洋画は、80年の時を経たいまも注目されています。私たちはそれらとどう向き合ったらいいでしょうか。戦争を描いた絵画も多く収蔵する 世田谷美術館 の橋本善八館長に聞きました。
2022年にロシアはウクライナに侵攻した。この時の世界の軍事関係者・軍事評論家の多くが戦争は短期間でロシアの勝利で終わると判定されていた。戦争が始まるとロシア軍はウクライナ北部・東部・南部を占領しウクライナ首都付近まで侵攻した。だが世界の予測に反して ...
以前、日本の戦前のアジア各地への侵略を、それぞれの国の教科書がどのように書いているか、抜粋して紹介させていただきました。
江戸時代に生きた宮本武蔵は生涯60回以上の決闘で1回も負けたことがないという。歴史小説家・司馬遼太郎の「宮本武蔵」にはその無敗の境地に至った秘訣(ひけつ)が記されている。通常は武蔵が考案した二刀流がその理由と考えるだろうが、実はそれだけではなく、武蔵 ...
国家が軍事戦略を練る上では、地政学の観点が欠かせない。第二次世界大戦を振り返ってみると、同じ島国であるイギリスと日本では、その戦略が大きく異なっていた。うまく立ち回ったイギリスと比較すると、日本の動きは正しかったのだろうか?
日本の戦争指導には、いわば政治家はほとんどと言っていいほど関与していなかった。つまり議会人は蚊帳の外に置かれていたのである。政治家の回顧録や回想記を読むと、その傍観者ぶりには驚かされる。実際、日本は軍事クーデターによって軍事指導部が政権を握り、戦争政 ...
731部隊の真実を追いながら現在の医療現場が抱える様々な問題に取り組む医療関係者の今を追うドキュメンタリー映画『医の倫理と戦争』が11月22日よりユーロスペースで1週間限定公開ののち全国順次公開されることが決定。併せてポスタービジュアル、予告編、場面写真が公開された。
第2次大戦中から戦後にかけて続いたカナダでの日系人に対する迫害の実態が徐々に知られるようになってきた。遠隔地での強制収容や財産の没収、「国外追放」とも言える日本への送還などの政策がとられた。戦後80年。経験者に話を聞いた。「戦争被害というのは爆弾を落とされて犠牲者が出たということだけではない。私も戦争の被害者だ」。カナダで生まれ、今は東京都内で暮らすカナダ国籍の中山レナ信子さん(93)は自らの ...
【読売新聞】 防衛省は27日、小泉防衛相が米国のヘグセス国防長官と同省で29日に会談すると発表した。小泉氏は会談で日本の防衛力強化の方針を伝達する。同盟強化の具体策について意見交換するほか、厳しさが増すインド太平洋地域の安全保障環境 ...
志位和夫氏が高市首相を批判 日本共産党の志位和夫議長が10月27日、自身の公式X(旧Twitter)を更新しました。 高市早苗首相が過去に「非核三原則」を「邪魔」と評していたとする「しんぶん赤旗」の記事を引用し、痛烈な批判を展開しました。