一方の六代目山口組は10月17日、最高幹部が茨城県鹿嶋市を訪れていた。同市内の松葉会(東京・伊藤芳将会長)傘下組織、六代目國井一家(総長=伊藤央風紀委員長)本部で行われた「三社親睦会」に出席したのだ。
「竹内が若頭に就任して、山口組の6代目・司忍親分が引退し、7代目禅譲のカウントダウンが始まっている……。こんな噂がありますが、そんな単純な話じゃない」こう語るのは、山口組を知り尽くした元山口組二次団体の若頭・田中忠洋氏だ。山口組のトップの司忍組長は8 ...
日本最大の暴力団である六代目山口組(司忍組長)が今年4月、分裂抗争の終結を宣誓する文書を警察当局に提出した。しかし、この「抗争終結宣言」には、「一方的な」という前置きが付く。それは、敵対する組織の1つである神戸山口組が沈黙を続けて ...
2007年に神戸市で指定暴力団山口組系多三郎一家の後藤一男組長=当時(65)=が刺殺された事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人)の疑いで26日に逮捕された指定暴力団神戸山口組山健組系幹部の勢昇容疑者(76)=住所不詳=は、兵庫県警が現場指揮役とみて、09年から指名手配していた。
分裂・離反した神戸山口組との10年抗争への終戦を4月に宣言し、体制強化に乗り出す山口組に新たな動きが出てきた。名古屋に本拠を置く中核組織の弘道会の新体制が発足。弘道会の一強体制がより顕著になった。 一方で、神戸にあった弘道会の事務所は ...
巧妙化・複雑化する暴力団などの組織犯罪に対応するため平成15年に発足した警視庁組織犯罪対策部(組対部)が10月1日、刑事部に統合され、22年の歴史に幕を閉じる。この間、暴力団の人員は減少の一途をたどったが、組織の対立抗争は相次いだ。「半グレ」や「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」といった新たな治安上の脅威も台頭。組対が対峙し続けた暴力団は、いかに「変容」していったのか。
2010年の福岡県のビル発砲事件で、工藤会の会長だった野村悟被告を捜索する県警捜査員ら。この4年後に野村被告は逮捕され、現在は最高裁での審理を待つ身だ 市民を狙った殺傷事件を繰り返し、唯一の特定危険指定暴力団に指定される工藤会。 重罪判決を ...
2010年の福岡県のビル発砲事件で、工藤会の会長だった野村悟被告を捜索する県警捜査員ら。この4年後に野村被告は逮捕され、現在は最高裁での審理を待つ身だ 市民を狙った殺傷事件を繰り返し、唯一の特定危険指定暴力団に指定される工藤会。重罪判決を ...
市民を狙った殺傷事件を繰り返し、唯一の特定危険指定暴力団に指定される工藤会。重罪判決を受けて社会不在となる最高幹部に対し、特定抗争指定暴力団の山口組が高額の差し入れや拘置所での接見といった形で接触していることが明らかになった。
司忍組長、高山清司相談役を輩出した中核組織でトップ人事が発令 竹内若頭を待つ野内会長。儀式での大役を前に、その表情からは緊張感が漂っている。袴には「当代」の徽章が見える 「到着されました!」 秋晴れとなった大安吉日の9月25日、愛知県 ...