宇宙は高温・高密度の“火の玉状態”から始まり、膨張に伴って現在の低温・低密度状態になったと考えられている。この「ビッグバンモデル」は1960年代以降から有力な宇宙進化のモデルとされてきた。
宇宙誕生から約38万年後にビッグバンが終わり、“宇宙の晴れ上がり”が生じた。この時最初に直進した光が、現在の「宇宙マイクロ波背景放射」である。しかし宇宙は晴れ上がりはしたが、まだ星が存在していなかったため、“暗黒時代”に突入した。
チリに近く完成予定のサイモンズ天文台は、宇宙誕生直後の宇宙の急速膨張に由来する重力波の痕跡を探す計画だ。 チリの高地に建設されているサイモンズ天文台は、ビッグバンの残光である宇宙マイクロ波背景放射を観測し、宇宙誕生直後の宇宙の急速 ...
どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。 今回は「宇宙の推定年齢とダークマターの存在を覆す新説」というテーマで動画をお送りします。 オタワ大学の研究チームは2023年7月、現時点で最も宇宙を正しく理解できていると考えられている「ビッグバン ...
どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。 今回は「宇宙が誕生したのは今から267億年前!?新説が登場」というテーマで動画をお送りします。 オタワ大学の研究チームは2023年7月、現時点で最も宇宙を正しく理解できていると考えられている「ビッグバン ...
宇宙全体に満ちている「宇宙マイクロ波背景放射」は、宇宙誕生時の名残を伝える微弱なマイクロ波だ。この宇宙マイクロ波背景放射を欧州の天文衛星「プランク」が最高精度で観測した全天マップが発表され、宇宙の年齢や構成割合など、宇宙の歴史に ...
イギリス・ダラム大学研究チームの発表によれば、ビッグバンのなごりである宇宙背景放射が地球に届くまでの約130億光年の間に銀河団などから受ける影響は、従来考えられていたよりもずっと大きいかもしれないということだ。 NASAのマイクロ波観測衛星 ...
インフレーション宇宙で原始ブラックホール生成を実現するような大きな振幅を持った小スケールのゆらぎ同士が量子論的にぶつかり合う効果を場の量子論に基づきはじめて詳細に計算した。 小スケールに生成した大きなゆらぎが宇宙マイクロ波背景 ...
私たちから見て遠方の銀河と近傍の銀河が同じ方向にあると、奥の銀河の像がゆがんで見えることがある。これは、手前の銀河の周りにあるダークマターの重力がレンズのように働いて、奥から来た光を曲げるからだ。ダークマターは電磁波では直接観測 ...
ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された渦巻銀河「NGC 4258」。その横幅は3万光年であり、地球から2300万光年の距離に位置している。その中に含まれる星の新たな測定結果は、宇宙の膨張速度が予想よりも速いことを示唆している。(PHOTOGRAPH BY ROBERT GENDLER ...
ウィルキンソン博士は、宇宙背景放射の世界ではパイオニアであり、観測の発展に寄与した伝説的な人物だ。小松さんの研究史は、その始まりの時点で、ぎりぎり「パイオニアにしてレジェンド」と交わっている。 さて、宇宙背景放射が発見された時点では ...
電波の観測から、約10億光年にわたって何もない領域が見つかった。そこには星や銀河はもちろん、ガス、そしてダークマター(暗黒物質)さえ存在しない。大きなスケールで見れば、宇宙には泡のように「空洞」が連なっていることが知られているが ...
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