太平洋戦争敗戦から80年。あの戦争は何だったのか。侵略だったのか、自衛戦争だったのか──議論は落ち着くどころか政治的意図を持つ暴論を含めて喧(かまびす)しい。 本書は膨大な史料の分析によって、外務官僚が「大東亜共栄圏構想」を生み出した ...
終戦から80年を迎え、戦争を知る人はすっかり少なくなった。近現代史研究者の辻田真佐憲さんは、節目の年の終戦の日を前に、『「あの戦争」は何だったのか』(講談社現代新書)を出版した。この中で辻田さんは、「歴史を振り返る意義は、過去を ...
最近「日本は人種差別をやめようと立ち上がった最初の国だ」という意見をネットで見かけます。第1次世界大戦後のパリ講和条約時に、人種差別撤廃を明記すべきだと主張したこともあり、「アジアを解放した大東亜戦争」の正当性を補強するために言って ...
戦後80年を迎えたが、いまだに歴史の事実から目を背ける議論が目立つ。その代表例が「先の大戦」の名称だ。専ら「太平洋戦争」と呼ばれる「先の大戦」の正式な呼称は「大東亜戦争」という。 昭和16(1941)年12月12日、東條英機内閣は「今次ノ対米英戦争 ...
【戦後80年】終戦前夜に“日本最後の空襲”「風化させない」語り続ける 戦後80年「陸軍少年通信兵学校」の記憶 魚雷攻撃に散った先輩の無念 「知らないうちに人の生死に関わる」“極秘作戦”風船爆弾を作った96歳の消えない後悔(2024年8月15日) 戦後80年 ...
「先の大戦」「太平洋戦争」「大東亜戦争」―。8月15日を終戦の日とする戦争の呼び方は、今も定まっていない。呼び方にはその人の考え方が反映される。本紙はインターネットを通じた読者アンケート「中日ボイス」で尋ねた。あの戦争、あなたは何と ...
「美術が戦争をどのように伝えてきたかを検証します」。会場入り口の「ごあいさつ」のパネルにそう書かれていた。東京国立近代美術館が戦時の美術を見つめ、考える展覧会「コレクションを中心とした特集記録をひらく 記憶をつむぐ」(10月26日まで ...
もてき・ひろみち1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、富士電機、国際羊毛事務局を経て、90年に世界出版を設立。「史実を世界に発信する会」会長。「南京事件の真実を検証する会」監事。著書に『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなけれ ...
『世紀の遺書』は、戦後日本に蔓延する偽りの歴史を覆す力を持つ一冊であることを知り嬉しく思う。なぜ偽りの歴史を覆す力を持っていると思うかというと、『世紀の遺書』の中に存在する、過去の日本人の本当の顔、本当の声、本当の心が現在に ...
今この瞬間も、世界のいくつかの国では悲惨な戦争が行われている。世の中のほとんどの人は、戦争をしたいとは思っていないのに、なぜ戦争は起きてしまうのか? 戦争が良くないことは言うまでもないが、その一方で、人類の歴史が戦争の歴史であった ...