来年で戦後80年。戦争の記憶と記録の継承が課題となる中、非戦の誓いを守るにはどうすればいいのでしょうか。昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家の保阪正康氏(84)が、毎日新聞の前田浩智主筆によるロングインタビューに応じました。
戦犯自主裁判構想案の条文は、全12条から成り立っている。これはやはり、幣原喜重郎内閣の元で設立された大東亜戦争調査会の目的とも確かに重なり合うのである。
昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家の保阪正康さんが、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれた公開講座「昭和史の中の下山事件」(中央公論新社、読売・日本テレビ文化センター主催)で、読売新聞の木田滋夫記者とともに「戦後史最大の ...
「太平洋戦争史」には、「奉天事件より無条件降伏まで」というサブタイトルが付されていた。この戦争が軍国主義者によっていかに無慈悲に遂行され、いかに侵略性を帯びたものだったか、またその真実が国民に隠蔽されていたために、どれほど重大な被害がもたらされたかについて、GHQ史観と言うべき見方で、歴史的な経緯が語られる。そして、GHQの占領政策が自賛されるのである。
昭和史研究で知られるノンフィクション作家、保阪正康さんの講演会「『新しい戦前』にしないために戦後80年を前に学ぶべき教訓は」が7日、東京都千代田区の日比谷図書文化館で開かれた。9月の東京新聞140周年を記念し、東京新聞記者や有識者らが ...
敗戦直後、文官や政治家の中には、軍人や軍事に対して感情的な反発や怒りを抱く人たちが少なくなかった。戦時下で徹底的に抑圧、あるいは弾圧されていたことへの当然の不満である。前回紹介したように、昭和天皇にもそのような感情があったように思われる。
「あの戦争」から80年、同時代史として語られてきた昭和百年はこれから歴史の中へと移行する。その時、国家の運命を ...
昭和史研究者の保阪正康氏(85)は、戦後80年の今こそ「戦後」を死語にするときだと話す。先の戦争を忘却しようという意味ではない。我々はこの80年で、戦争の後日談としては語り尽くせぬほどの成功と失敗を積み重ねてきた。そろそろひとつの自立した ...
今年は「昭和100年・戦後80年」。その意味を「昭和が同時代史から歴史へと移行し、次世代によって解釈される時代になった」と位置づけるノンフィクション作家の保阪正康さんが、昭和について語るシリーズ講座です。今回のテーマは「昭和天皇を ...
昭和史研究者の保阪正康氏(85)は、戦後80年の今こそ「戦後」を死語にするときだと話す。先の戦争を忘却しようという意味ではない。我々はこの80年で、戦争の後日談としては語り尽くせぬほどの成功と失敗を積み重ねてきた。そろそろひとつの自立した ...
7月22日に城南信用金庫本店(東京都品川区)で開かれた、昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家保阪正康さん(85)の講演会の内容をお届けします。(山口登史、加藤豊大) 参院選で4つの極が浮き彫りに 戦後80年。私たちはどのような気持ちで ...
カバーの写真は、1943年10月21日に明治神宮外苑競技場(現在の国立競技場)で開かれた「出陣学徒壮行会」。太平洋戦争の長期化による兵力不足を補うため、文科系大学生・旧制専門学校生に適用していた徴兵猶予措置が停止され、多くの学生が学業の ...