19世紀まで、人類の歴史は「強い男たち(ストロングマン・Strongmen)」によって主導されてきた。20世紀の第二次世界大戦後、世界は初めて協調的な統治の下、制度・同盟・規則を強化し、前例のない世界平和と繁栄の時代を切り拓いた。しかし、世界は再び強 ...
国際援助より「自国第一」。そう訴える政治家は、トランプだけでなく世界で増えています。国際政治学者の藤原帰一さんは、援助をめぐって起きている現実は、「米国不在」の国際社会へ世界が転換する姿を映し出しているといいます。私たちはどこへ向かい ...
フランスで極右の大統領が選出される。大統領は欧州連合(EU)をあえて離脱せず、EUが機能停止に至るまで内部から妨害活動を行う。 そしてロシアは北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し、同条約第5条及び第6条で「武力攻撃」に該当すると思われる行動を取る ...
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1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊する約2週間前。米紙ニューヨーク・タイムズに驚くべき記事が掲載された。ソ連・東欧の共産主義体制が崩壊に向かう中、世界の潮流に逆行するかのように、「米国の大学ではマルクス主義が主流」になっている、と報じたのだ。
ポイント 米国の権威主義への移行を懸念する世界 法の支配と市民社会、軍の動向が焦点に 世界の政治体制を左右する問題と認識を 第2次トランプ政権が1月に発足して以降、米国の自由民主主義を脅かす事態が生じている。米国はもはや世界の民主 ...
300年前、民主主義の下に暮らす人はほとんどいなかった。第2次世界大戦の最も暗い時期である1940年代には、十数カ国の民主主義国家が辛うじて点在していた。しかし21世紀初頭には、民主主義が支配的な統治形態となった。 今や数十億人が比較的自由で ...
伝統的に警戒的だったベトナムも、米中摩擦を背景に中国企業の投資が北部で急増し、経済的関係を深めている。一方、海洋東南アジアでは中国との直接的な一体化は進んでいない。海洋諸国は地理的に開かれ、南シナ海やマラッカ海峡など世界貿易の要衝を押さえているため、 ...
冷戦の激化と国内の左派勢力への対抗から始まった保守合同による自民党「保守本流」は、内外の左派勢力の消沈が明らかになった冷戦崩壊以後、もはやその存在理由をなくしていたと言えます。「日本の失われた30年」を見れば、自民党が耐用年数を過ぎていたことは明らか ...